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[P09-20]Seismicity of Various Earthquakes at Mt. Aso

*Haruka Kuroiwa1, Naofumi Aso1 (1. Tokyo University of Science)
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火山周辺で発生する地震活動、いわゆる火山性地震の活動様式は非常に多様である。特に、九州を代表するカルデラ火山である阿蘇山周辺では、構造性地震と低周波地震に加え、孤立的に発生する火山性微動も観測されている。このような地震のタイプは、波形の特徴に基づき分類されており、異なる発生メカニズムを反映していると考えられるため、それぞれのタイプごとに地震活動の解析を行い、タイプごとの差異を定量評価することは、火山周辺での地震発生場の理解において重要である。
本研究では気象庁が阿蘇山周辺に設けている5つの観測点において2003年1月から2023年12月にかけて観測された震動観測データを使用して解析を行った。このデータは、波形の特徴に基づいて、地震のタイプが分類されており、複数のタイプの地震活動を比較するのに適したデータである。震源の位置や時刻の情報は含まれておらず、観測点ごとに観測された時刻が掲載されているため、高度な地震活動の解析には適さないが、発生時間間隔については解析可能であり、観測点間での検証もできる。本研究では、構造性地震、低周波地震、孤立型地震のイベントタイプに注目し、発生時間間隔分布における違いについて評価する。構造性地震は対数正規分布、孤立型地震はべき分布に近い分布を示すことがわかり、これらの分布を特徴づけるパラメータについて最尤法を用いて推定を行った。その結果、孤立型地震については、発生時間間隔の1乗から2乗程度に反比例して頻度が減少していることが確認できた。対数正規分布とべき分布を体系的に比較するため、AICを用いた評価のほか、べき分布と対数正規分布の両方を同時に表現できる分布を用いた定量的な評価にも取り組む。なお、低周波地震については、観測点間で分布が大きく異なっていたため、検出限界なども考慮した解析方法の開発が必要である。