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[S15-02]Comparison of peak ground motion attenuation characteristics for crustal and shallow subduction interplate earthquakes
*Hongjun SI1 (1. Seismological Research Institute Inc.)
今後30年以内の発生確率が80%を超える想定南海トラフ巨大地震は、想定する断層面は比較的に浅く、断層面から陸までの距離が最も近いところでは10キロ程度であることが特徴とみられるが、このような特徴を持つプレート境界の巨大地震による地震動評価、特に震源近傍においては、強震記録がほとんど得られていないことから、課題として残されている。一方、内陸地殻内の巨大地震について、2008年中国四川地震、2023年トルコ地震、2024年能登半島地震をはじめ、震源近傍においても強震記録が得られており、地震動予測式による予測値との比較検討により、地震動予測式は震源近傍まで適用できることもあることは報告されている。このような背景から、本研究は、浅いプレート境界地震と地殻内地震の距離減衰特性の比較を行うなどして、浅いプレート境界地震について地震動予測式が震源近傍まで外挿できる可能性の検討を行うこととした。
検討に用いた地震は、観測記録の得られているまたは短周期レベルの推定されているMw7.4以上の内陸地殻内及び浅いプレート境界地震である。震源近傍まで豊富な観測記録の得られている2023年トルコ地震をはじめとする地殻内巨大地震と1985年メキシコ地震をはじめとする地震規模が同程度の浅いプレート境界地震で観測された地震動を比較した結果、両者の地震動距離減衰特性が相似していることが確認された。そこで、地殻内巨大地震と浅いプレート境界地震の震源特性として短周期レベルを比較するため、これまでの研究で推定されている短周期レベルのデータを収集して比較を行ったところ、地殻内地震(1999年トルコ地震と台湾集集地震及び2008年四川地震)とプレート境界地震(1985年メキシコ地震と最大余震、1994年三陸はるか沖地震及び及び2015年チリ地震)の短周期レベルは壇・ほか(2001)による短周期レベルと地震モーメントの経験式と調和的であることがみられ、両者が相似していることを確認した。また、2023年トルコ地震、2024年能登半島地震をはじめ近年発生した内陸地殻内巨大地震によって観測された地震動最大値は震源近傍まで既存の地震動予測式によって概ね説明できることも示された。
これらのことから、地震動予測式を浅いプレート境界地震に適用する際に、予測値が震源近傍まで外挿できることが示唆される。
検討に用いた地震は、観測記録の得られているまたは短周期レベルの推定されているMw7.4以上の内陸地殻内及び浅いプレート境界地震である。震源近傍まで豊富な観測記録の得られている2023年トルコ地震をはじめとする地殻内巨大地震と1985年メキシコ地震をはじめとする地震規模が同程度の浅いプレート境界地震で観測された地震動を比較した結果、両者の地震動距離減衰特性が相似していることが確認された。そこで、地殻内巨大地震と浅いプレート境界地震の震源特性として短周期レベルを比較するため、これまでの研究で推定されている短周期レベルのデータを収集して比較を行ったところ、地殻内地震(1999年トルコ地震と台湾集集地震及び2008年四川地震)とプレート境界地震(1985年メキシコ地震と最大余震、1994年三陸はるか沖地震及び及び2015年チリ地震)の短周期レベルは壇・ほか(2001)による短周期レベルと地震モーメントの経験式と調和的であることがみられ、両者が相似していることを確認した。また、2023年トルコ地震、2024年能登半島地震をはじめ近年発生した内陸地殻内巨大地震によって観測された地震動最大値は震源近傍まで既存の地震動予測式によって概ね説明できることも示された。
これらのことから、地震動予測式を浅いプレート境界地震に適用する際に、予測値が震源近傍まで外挿できることが示唆される。
