Presentation Information
[S18-03]Significance of holding the 2025 teacher's summer school at traced areas by the Iwate-Miyagi Nairiku Earthquake in 2008
*Hiroo NEMOTO1, Ken'ichi ARAI2, Shouichi IKEDA3, Yasuyuki KANO4, Osamu KUWANO5, Akiko SATOH6, Masashige MINAMISHIMA7, Makoto YAMANO8, Yasuharu SYURI9, Hinako SUZUKI10, Takayuki TAKAHASHI11 (1. Ritsumeikan Univ., 2. Sakae Higashi UPR Sec. Sch., 3. Kadoma Municipal Pri. Sch., 4. ERI, 5. JAMSTEC, 6. Oiso URP Sec. Sch., 7. Ryogoku Sec. Sch., 8. AORI, 9. Rakusei Sec. Sch., 10. Senshu Univ., 11. IRIDeS)
1.はじめに
学校教育委員会は1996年度から教員サマースクール(以降,教員SSと略記)を毎年度開催してきている.COVID-19のため2020・2021と2年間中断したものの,2022年度から対面開催を再開し[根本・他(2022;2023;2024)],2025年度も対面で開催した.
2.2025教員SSの概要
第28回教員SSの概要は以下の通りである.
開催地:岩手県一関市,宮城県栗原市
日程:2025年8月19日(火)~ 20日(水)(~21日(木)(オプショナルツアー))
タイトル:みちのくで学ぶ大地の息吹 -2008年岩手・宮城内陸地震の痕跡をめぐる-
目的:2008年6月14日に発生した平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震(以降,岩手・宮城内陸地震と略記)により落下した祭畤大橋や震災当時のままの道路,磐井川の河道閉塞が発生した場所の見学,栗駒山麓ジオパーク内に残る岩手・宮城内陸地震による日本最大級の荒砥沢地すべり地などを探訪し,過去からの教訓を学ぶ.さらに,内陸型地震による山間地での被害や備えについても考え,温泉などの恵みと合わせ,防災・減災に対する意識を高める.
講師(敬称略):鈴木比奈子,高橋尚志
3.2025教員SSの内容
2025教員SSでの観察ポイントを以下に示す.
初日:
一関市健康の森セミナーハウス(展示閲覧)(岩手・宮城内 陸地震の概要の学習)
KiK-net一関西(休止中)(強震観測点の見学)
祭畤大橋災害遺構(被害の実態を観察)
市野々原河道閉塞(被害の実態を観察)
岡山地区地表地震断層地形と露頭(地形と地層の観察)
枛木立地表地震断層(地表地震断層の観察)
二日目:
駒の湯温泉(慰霊碑前にて祈祷献花,被災者へ思いを馳せる)
冷沢崩落地(被害の実態を観察)
荒砥沢地すべり(冠頭部(地すべり地内),滑落崖下(地すべり地内、センサー設置地点))
(岩手・宮城内陸地震による大規模地すべりの観察)
栗駒山麓ジオパークビジターセンター(展示見学,講師による講義受講)
なお,雨天時等でのコース変更は,両日ともに雨天決行,ただし荒天時は二日目には細倉マインパークへ訪問先を変更することとした.
三日目のオプショナルツアーでは,荒戸沢地すべり移動体内部見学を行った.
4.参加者の内訳
交通の便が良い地での開催ではなかったためか,定員20名に対して参加申込者数は14名と定員に満たなかった.内訳は次の通りであった.
小学校教員1名
中学校教員2名
高等学校教員5名
中学高等学校,中等教育学校教員3名大学教員1名(元職1名を含む)
学部学生1名
その他1名
地元(岩手県)の教員1名を含め各地から参加者が集まり,勤務校(元を含む)・在籍校がある都道府県で参加者数を北から順に並べると,岩手1名,栃木1名,埼玉1名,東京6名,神奈川2名,石川1名,大阪1名,香川1名であり,首都圏からの参加者が9名であった.東北地方での開催だったためか,西日本からの参加者が少ない状況となった.
5.教員SS開催の意義と今後の課題
準備段階では,講師を務める鈴木氏と下見を行った.その結果,行程案の見直しを行うこととなったことから,今年度も下見の重要性が改めて確認できた.
今年度は公共交通での移動は困難であると判断し,昨年度とは異なり貸切バスを用いた.また,宿の確保も困難であると判断し,参加者向けの宿の手配も行った.
個人でこれらの観察地点を巡ることも可能であるが,専門家のガイドにより巡ることで理解はより深くなることから,教員SS開催の意義はあると今年度も総括された.
猛暑への対策として,2023,2024年度に引き続き今年度の開催時期の見直し検討を行った.昨年度までと同様に過去の参加者へ開催時期に関するアンケート調査を行い,過去の回答と同様,夏期開催希望が一番多かったため,今年度も夏期開催とした.しかしながら,近年の夏期の猛暑を考えると,開催時期に関して改めて検討する必要があると思われた.また,交通の便が良い地ではない地での開催時,定員が埋まらない場合が多く,今回も同様であった.こうした地で開催する場合の宣伝方法等を改善していくことが今後の課題である.
なお,オプショナルツアーに関すること,その他の反省点や改善案等は発表にて報告する.
謝辞
初日の昼食の場所も提供していただいた一関市健康の森セミナーハウスの皆様,初日の献花の準備,二日目の昼食および講義の部屋の提供,安全管理の同行をしてくださった栗駒山麓ジオパークビジターセンターの皆様,以上の皆様からご助力をいただきました.ここに記して深謝します.
参考文献
根本泰雄・他,2022,SSJ2022秋季大会,S18-03.
根本泰雄・他,2023,SSJ2023秋季大会,S18-06.
根本泰雄・他,2024,SSJ2024秋季大会,S18-01.
学校教育委員会は1996年度から教員サマースクール(以降,教員SSと略記)を毎年度開催してきている.COVID-19のため2020・2021と2年間中断したものの,2022年度から対面開催を再開し[根本・他(2022;2023;2024)],2025年度も対面で開催した.
2.2025教員SSの概要
第28回教員SSの概要は以下の通りである.
開催地:岩手県一関市,宮城県栗原市
日程:2025年8月19日(火)~ 20日(水)(~21日(木)(オプショナルツアー))
タイトル:みちのくで学ぶ大地の息吹 -2008年岩手・宮城内陸地震の痕跡をめぐる-
目的:2008年6月14日に発生した平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震(以降,岩手・宮城内陸地震と略記)により落下した祭畤大橋や震災当時のままの道路,磐井川の河道閉塞が発生した場所の見学,栗駒山麓ジオパーク内に残る岩手・宮城内陸地震による日本最大級の荒砥沢地すべり地などを探訪し,過去からの教訓を学ぶ.さらに,内陸型地震による山間地での被害や備えについても考え,温泉などの恵みと合わせ,防災・減災に対する意識を高める.
講師(敬称略):鈴木比奈子,高橋尚志
3.2025教員SSの内容
2025教員SSでの観察ポイントを以下に示す.
初日:
一関市健康の森セミナーハウス(展示閲覧)(岩手・宮城内 陸地震の概要の学習)
KiK-net一関西(休止中)(強震観測点の見学)
祭畤大橋災害遺構(被害の実態を観察)
市野々原河道閉塞(被害の実態を観察)
岡山地区地表地震断層地形と露頭(地形と地層の観察)
枛木立地表地震断層(地表地震断層の観察)
二日目:
駒の湯温泉(慰霊碑前にて祈祷献花,被災者へ思いを馳せる)
冷沢崩落地(被害の実態を観察)
荒砥沢地すべり(冠頭部(地すべり地内),滑落崖下(地すべり地内、センサー設置地点))
(岩手・宮城内陸地震による大規模地すべりの観察)
栗駒山麓ジオパークビジターセンター(展示見学,講師による講義受講)
なお,雨天時等でのコース変更は,両日ともに雨天決行,ただし荒天時は二日目には細倉マインパークへ訪問先を変更することとした.
三日目のオプショナルツアーでは,荒戸沢地すべり移動体内部見学を行った.
4.参加者の内訳
交通の便が良い地での開催ではなかったためか,定員20名に対して参加申込者数は14名と定員に満たなかった.内訳は次の通りであった.
小学校教員1名
中学校教員2名
高等学校教員5名
中学高等学校,中等教育学校教員3名大学教員1名(元職1名を含む)
学部学生1名
その他1名
地元(岩手県)の教員1名を含め各地から参加者が集まり,勤務校(元を含む)・在籍校がある都道府県で参加者数を北から順に並べると,岩手1名,栃木1名,埼玉1名,東京6名,神奈川2名,石川1名,大阪1名,香川1名であり,首都圏からの参加者が9名であった.東北地方での開催だったためか,西日本からの参加者が少ない状況となった.
5.教員SS開催の意義と今後の課題
準備段階では,講師を務める鈴木氏と下見を行った.その結果,行程案の見直しを行うこととなったことから,今年度も下見の重要性が改めて確認できた.
今年度は公共交通での移動は困難であると判断し,昨年度とは異なり貸切バスを用いた.また,宿の確保も困難であると判断し,参加者向けの宿の手配も行った.
個人でこれらの観察地点を巡ることも可能であるが,専門家のガイドにより巡ることで理解はより深くなることから,教員SS開催の意義はあると今年度も総括された.
猛暑への対策として,2023,2024年度に引き続き今年度の開催時期の見直し検討を行った.昨年度までと同様に過去の参加者へ開催時期に関するアンケート調査を行い,過去の回答と同様,夏期開催希望が一番多かったため,今年度も夏期開催とした.しかしながら,近年の夏期の猛暑を考えると,開催時期に関して改めて検討する必要があると思われた.また,交通の便が良い地ではない地での開催時,定員が埋まらない場合が多く,今回も同様であった.こうした地で開催する場合の宣伝方法等を改善していくことが今後の課題である.
なお,オプショナルツアーに関すること,その他の反省点や改善案等は発表にて報告する.
謝辞
初日の昼食の場所も提供していただいた一関市健康の森セミナーハウスの皆様,初日の献花の準備,二日目の昼食および講義の部屋の提供,安全管理の同行をしてくださった栗駒山麓ジオパークビジターセンターの皆様,以上の皆様からご助力をいただきました.ここに記して深謝します.
参考文献
根本泰雄・他,2022,SSJ2022秋季大会,S18-03.
根本泰雄・他,2023,SSJ2023秋季大会,S18-06.
根本泰雄・他,2024,SSJ2024秋季大会,S18-01.
