講演情報

[2B16]FP総和計算への全ガンマ線吸収分光データの導入と大局的理論の役割

*吉田 正1、橘 孝博2、奥村 森1、千葉 敏1 (1. 東京工大、2. 早大)

キーワード:

TAGS、崩壊熱、原子炉ニュートリノ、大局的理論、総和計算

ベータ崩壊スキームに内在するパンデモニウム問題の検証から始まり、全ガンマ線吸収分光法(TAGS)による崩壊データ測定活動の活性化に至る過程で、大局的理論は先導的役割を果たしてきた。TAGS測定は現在IAEA/NDSの活動を軸に欧米を中心に広範な展開を見せている。我が国でもJENDL特殊目的ファイル一つと位置づけられるFP Decay Data Fileに遅滞なくTAGSデータが導入されることを期待したい。そこで、TAGSデータ蓄積の現状を整理し、崩壊熱ばかりでなく遅発中性子や原子炉ニュートリノ総和計算の観点を含めてTAGSデータ導入上の問題点を摘出する。さらにTAGS データ固有の弱点を、大局的理論を始めとするベータ崩壊理論によりどのように補うかを提案する。