2023年春の年会

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2023年3月13日〜3月15日東京大学駒場キャンパス
日本原子力学会
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[2A10]マイクロ波焼結により製作したプロトン導電体セルの物性評価

*片岡 浩輔1、田宮 裕之1、向井 啓祐1、八木 重郎1(1. 京都大)

キーワード:

プロトン導電体、ダイバータ排気、水素同位体

核融合炉では放射性同位体であるトリチウムを燃料に用いるため、トリチウムのインベントリ低減に向け、排気に長いインターバルを必要とするクライオポンプに代わる新たな排気システムの開発が求められている。核融合炉ダイバータから排気されるガスに含まれる水素同位体を分離回収し、直接炉心に注入するDIR(Direct Internal Recycling)システムの候補材料の一つにプロトン導電体が挙げられる。プロトン導電体は固体電解質であり、電圧を印加することにより水素同位体を移動させることができる。この性質により、移送速度の違いから同位体分離できる可能性が考えられる。本研究では、プロトン導電体の一つであるバリウムジルコネートにイットリウムをドープした固体電解質セルの性能向上を目指しマイクロ波焼結により製作し、インピーダンス測定により導電体セルのイオン伝導度及び活性化エネルギーを算出し物性評価を行う。