講演情報
[2B05]DGTを用いた福島県河川における137Cs置換活性成分の評価(3)地球化学パラメータを用いた検討
*田中 琢朗1、斉藤 拓巳1、戸田 賀奈子1、藤原 健壮2、寺島 元基2、中西 貴宏2、小林 奈通子1、田野井 慶太朗1、加藤 弘亮3 (1. 東大、2. JAEA、3. 筑波大)
キーワード:
DGT、パッシブサンプラー、Cs置換活性成分、懸濁物質
福島第一原子力発電所事故によって放出され,現在も森林環境中に残存する137Csが,河川を通じて海洋に放出され,動植物によって吸収されることが懸念されている.この河川中の137Csの大部分は,水中に懸濁する粘土鉱物などに固定されているが,容易に脱離する置換活性成分と呼ばれるCsも存在する.この置換活性を持つ137Csは生物学的利用能に影響することがわかっている.本研究では,DGTと呼ばれるパッシングサンプラーを用いて,福島県の複数河川の上流から下流にかけて,137Csの置換活性成分をその場サンプリングした.懸濁態137Csや河川水中の地球化学パラメータとの関係を調べることにより,置換活性成分の脱離挙動やそれに影響を与える要因について議論する.
