講演情報

[1B14]福島第一原発由来 CsMP のホウ素同位体が示す制御棒の揮発

*宇都宮 聡1、笛田 和希1、蓑毛 健太1、堀江 憲治3,8、竹原 真美3、山崎 信哉2、斉藤 拓己4、塩津 弘之5、大貫 敏彦6、Ewing Rodney7 (1. 九州大学、2. 筑波大、3. 極地研、4. 東京大学、5. 日本原子力研究開発機構、6. 東京工業大学、7. スタンフォード大学、8. 総研大)

キーワード:

福島第一原発、高濃度Cs含有微粒子、ボロン同位体、制御棒、二次イオン質量分析計

本研究はCsMPに含まれるホウ素同位体、10Bと11B、リチウム同位体、6Liと7Liを初めて定量することに成功した。11B/10B同位体比は4.15~4.21と分析され、天然存在比4.05よりも高く、7Li/6Li同位体比も213~406となり、天然存在比12.5より高かった。これはメルトダウン以前にB4C制御棒の中で10B(n,α)7Li核反応が起きていた証拠であり、ケイ素やセシウムが揮発、凝縮してCsMPが生成する時にB4C制御棒から揮発していたホウ素とリチウムが同時に取り込まれたことを示している。