講演情報

[1B06]無機担体を用いたチタン酸塩吸着材の開発(3)種々の陽イオン金属のカラム吸着における選択性

*高畠 容子1、駒 義和1、橋本 淳2、久保 要2 (1. 原子力機構、2. 富士産業株式会社)

キーワード:

チタン酸塩吸着材、カラム操作、陽イオン、吸着選択性、ネオジム

多孔質チタン酸塩吸着材は、多孔質シリカ粒子にチタン酸塩を修飾した構造であり、機械的強度並びに耐放射線性が高く、放射性廃液からの陽イオン核種の除染に適している。これまでに、当該吸着材のPuやAmの吸着性能についてバッチ試験により示している。実用条件を想定したカラム吸着塔内における元素選択に関して、α核種の模擬元素としてNdを用いて調べた。多孔質シリカ粒子(細孔径6 nm、粒径75~500 µm)を担体とした吸着材を合成、ガラスカラムに充填し、Nd、Srとともに海水成分(Na、Mg、Ca、Cl)を含む吸着液を通じた。破過曲線から、MgとCaはNdより速く破過するが、多価金属イオンが一旦吸着された後に、Ndが優先的に吸着されることが分かった。これより開発した吸着材はカラム使用においてアルカリ土類金属などの競合に対してα核種を吸着することが示唆された。

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