講演情報
[2F06]PHITSへのJENDL-5放射化断面積データ導入による放射化計算の高度化
*橋本 慎太郎1、佐藤 達彦1、岩本 信之1 (1. JAEA)
キーワード:
PHITS、JENDL-5、DCHAIN、放射化、RI製造
加速器を用いた放射性同位体(RI)の製造量や、放射線を取り扱う施設の放射化量を評価するためには、中性子や陽子などによる核反応のRI生成量を適切に推定することが不可欠である。放射線挙動解析コードPHITSと誘導放射能計算コードDCHAINを組み合わせることで、ビーム照射時のRI生成量およびその時間変化を詳細に分析できる。しかし、従来の PHITS 内蔵核反応モデルによる評価では十分な信頼性が得られなかった。そこで本研究では、評価済み核データライブラリJENDL-5に収録された放射化断面積データをPHITSに新たに組み込み、計算精度の向上を実現した。これらの断面積は実験データと理論計算に基づいて体系的に整備されており、高い信頼性を有する。また、中性子・陽子・重陽子・α粒子・光子による、200 MeV/nucleon 以下の放射化反応を広く網羅しているため、多様な用途に適用できる。本発表では、本断面積データを用いた PHITS における計算手法を説明し、RI 製造研究等への応用例を紹介する。
