講演情報
[3F05]ホウ素中性子捕捉療法における熱外中性子ビーム生成のための理研小型中性子源RANS-IIを用いた減速体系設計
*菊地 創1、寺川 貴樹1、岩本 ちひろ1、小林 知洋2、奥野 泰希2、大竹 淑恵2 (1. 東北大、2. 理研)
キーワード:
BNCT、減速体系、RANS-II
本研究では、小型BNCT実験施設の実現に向け、理研小型中性子源RANS-IIを用いてBNCT用熱外中性子ビームを生成するための減速体系を設計することを目的とした。一次中性子スペクトル特性を踏まえ、熱外中性子束を維持しつつ高速中性子および熱中性子を低減する最適な減速体系を探索した。モンテカルロシミュレーションであるPHITSを用いて減速材候補を比較し、高速中性子混入率・熱中性子混入率・熱外中性子束を指標として評価を行った。その結果、CaF₂ 20 cm・MgF₂ 10 cm・LiF 2 cmの構成が熱外中性子成分を保持しながら不要な高速・熱中性子成分を効率的に低減し、小型BNCT実験施設に必要とされるビーム品質に近い結果であることを示した。
