大会実行委員長挨拶

5月以降も続く新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み、発表・講演、ならびに参加の形式をすべてオンライン開催に変更させていただきます。


一般社団法人 日本調理科学会2021年度大会のご案内

大会実行委員長:飯田文子 (日本女子大学)

 会員の皆様には平素より日本調理科学会の活動にご理解とご協力をいただき深く感謝申しあげます。

 2019年秋に派生しましたCovid-19感染症は世界中に拡大し、人間生活の変容が求められました。本学会も昨年度は中止を余儀なくされましたが、2021年度大会は、9月7日、8日にオンラインと実践女子大学現地参加のハイブリッド型大会を計画致しました。しかしながら、昨今のウイルス型の変異等を鑑み、熟考の上、講演会、口頭発表、ポスターのすべてをオンラインで行うことに変更致したく存じます。既にお申込みの先生方には大変ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞご理解のほどお願い申し上げます。

 本大会のテーマは、これまで学会として取り組んでまいりました日本の家庭料理の継承に関する研究および出版事業から、研究成果を広く公開するための学術講演会とポスター発表を予定しております。2000年以降「調理文化の地域性と調理科学」をテーマとした調査研究に始まり、2012年からは「次世代に伝え継ぐ 日本の家庭料理」と題し、日本人の食生活がその地域ごとにはっきりした特色があったとされる、昭和35年から45年に地域に定着していた家庭料理について、全国約360名の調査研究者が聞き取り調査をおこなってまいりました。こうした研究の蓄積を生かし、2017年からは全国47都道府県ごとに40品の次世代に伝え継ぎたい家庭料理を選出し、約1,900品の料理を「伝え継ぐ 日本の家庭料理」として刊行し、今年8月に16冊が完結致します。そこで、講演会では、本シリーズが和食文化の継承に果たす役割について、研究・刊行に関わった学会員と、和食文化に関する識者、伏木亨先生にご講演いただきます。
 奇しくもコロナ禍において、改めて家庭調理が増加していることも鑑みて、家庭料理の意義や価値を再認識する良い機会となりましたら幸いです。

 多くの皆様のご参加・発表を心よりお待ち申しあげております。