講演情報
[57]車両制約下における循環コミュニティバスの双方向化の成立条件と性能比較
○桑野 将司1 (1. 鳥取大学)
キーワード:
循環コミュニティバス、双方向運行、路線最適化、停留所選択
本研究は,循環コミュニティバスの双方向化を,需要を所与とする車両制約下の供給設計問題として定式化し,その評価・設計枠組みを提案する.提案手法は,パレート支配に基づく停留所評価,カバレッジ制約下での段階的削減,およびTSP・OD最適化を組み合わせた路線再編からなる3段階で構成される.鳥取市くる梨(4コース片方向・車両6台・74停留所)を対象としたケーススタディの結果,OD最適化はTSP最適化に対して約1.3〜1.5分の所要時間短縮をもたらした.また,3コース双方向化は,ランダム到着仮定の下で現行運行を約1分,現実的な待ち時間仮定の下で約2.5分短縮する一方,2コース双方向化では所要時間が増加した.さらに,感度分析の結果,双方向化の効果は待ち時間の仮定に強く依存し,運行間隔と車内時間のトレードオフが重要であることが示された.
