講演情報
[63]ライドシェアの利用意向・参画意向と居住地特性との関連性に関する研究-岡山県津山市津山地域を対象として
○廣瀬 暖1、渡邊 詩穏2、橋本 成仁2 (1. 株式会社長大、2. 岡山大学)
キーワード:
ライドシェア、利用意向、参画意向、居住地特性、ソーシャル・キャピタル
近年,我が国ではモータリゼーションの進展に伴う自動車移動を前提とした生活様式の定着や,人口減少の進行を背景に,地方部における公共交通の衰退が進んでいる.こうした課題に対応するために,ライドシェア制度が新たな移動手段の選択肢として注目されている.ライドシェア制度の導入可能性を検討するにあたっては,どのような地域でライドシェアが必要とされているのかという需要面と,その地域において担い手となりうる住民が存在するのかという供給面の双方をあわせて把握することが重要である.そこで本研究では,岡山県津山市津山地域を対象として,ライドシェアの利用意向及び参画意向と居住地特性との関連性を分析した.その結果,移動に制約を抱える可能性のある層の利用意向は,公共交通利便性や買い物・医療施設へのアクセス性が低い地域において相対的に高い傾向にあることが示唆された.また,参画意向は,公共交通利便性や医療施設へのアクセス性が低い地域において相対的に高い傾向にあることが示唆された.さらに,移動に制約を抱える可能性のある層の利用意向が相対的に高いと考えられる地域では,参画意向も相対的に高い傾向にあることが示唆された.
