講演情報
[3]国分寺市における冒険遊び場の多地点展開を支える条件構造-制度・運営・空間条件の統合分析
○西村 和奏1、土井 絵理香2、松浦 健治郎1 (1. 千葉大学、2. リビタ(株))
キーワード:
冒険遊び場、多地点展開、制度的枠組み、協働ガバナンス、公共空間活用
本研究は、国分寺市における冒険遊び場の多地点展開と継続を支える過程と条件を明らかにすることを目的とする。具体的には、制度的背景、地域住民・行政・NPOの協働体制、ならびに公園における開催場所の選定条件を分析した。その結果、1)住民発意による活動は委託事業化を通じて制度化され、安定的な運営と展開を可能にしてきたこと、2)仮設型冒険遊び場は児童館、公園担当部署、NPOの連携により継続されてきたこと、3)冒険遊び場の成立は空間条件のみによって決まるのではなく、運営上の工夫や制度的枠組みによって補完される構造を有することが明らかとなった。以上より、冒険遊び場の多地点展開は制度・運営・空間条件の相互補完関係によって支えられていると結論づけられる。
