講演情報
[36]関東大震災直後における米国組立住宅の展開構想と受容過程-The Aladdin CompanyおよびRochester(現・濵家住宅西洋館)・Lambertonを事例として
○玄田 悠大1 (1. 玉川大学)
キーワード:
関東大震災、米国組立住宅、The Aladdin Company、Rochester、濵家住宅西洋館、Lamberton
本稿は、1923年9月に発生した関東大震災直後における米国製組立住宅の展開構想と受容過程について、米国の組立住宅企業会社であるThe Aladdin Companyに着目して明らかにしたものである。The Aladdin Companyは、関東大震災直後の建築資材に関する輸入関税減免税適用を狙って、日本人に合わせた住宅の提案を行った。その結果、受容過程として、いくつかの実績が震災直後の減免税期間に集中して発生した。そのうち、三菱商事株式会社は米国で普及していた組立住宅モデルであるRochesterとLambertonを輸入し、カタログと比較して煙突を建設しなかったり増築部があったりと多少の変更を行い、成蹊学園の寮という用途に応じてアレンジを加え、実際に竣工していたことが明らかとなった。それらは、寮として使われた後、個人住宅として数十年に渡り使用されており、震災直後の一時的な用途に限らない側面を有していたことが明らかとなった。
