講演情報
[7]まちづくりへの市民参加と担い手の活動との関連性に関する一考察-岡崎市QURUWA戦略で実施された市民参加機会と担い手の活動醸成過程・活動開始後の意識に着目して
○福田 翔也1、萩原 拓也1 (1. 名城大学)
キーワード:
地方都市、市民参加、担い手、主体性、アウトリーチ、地域コミュニティ
本研究は、岡崎市のQURUWA戦略における市民参加機会を整理し、それらが地域の担い手の創出や活動開始後の意識とどのように関連するかを明らかにすることを目的とした。その結果、ワークショップやリノベーションスクールのような意見表明の機会は、参加者が空間の可能性を具体的に描き、活動への動機を得る契機となっていた。また、参加を通じて形成された関係性は、担い手が心理的・実務的な障壁を克服する上で重要な役割を果たした。活動開始後においては、幅広い参加経験を持つ担い手ほど、暮らしの質向上やエリア価値向上など地域志向の目的を持つ傾向が見られ、参加経験の少ない担い手は個人的・事業的関心に焦点を当てる傾向があった。総じて、市民参加は政策プロセスを支えるだけでなく、持続的な地域活動や担い手ネットワークの形成にも寄与する可能性が示唆された。
