講演情報

[15]人口密度40人/haという基準値が意味する市街化区域の空間像に関する研究

○丸岡 陽1、松川 寿也1 (1. 長岡技術科学大学)

キーワード:

市街化区域、人口密度目標、土地利用、メッシュ統計

本研究は全国の地方都市を対象に35~45人/haの市街化区域を有する都市を抽出し、その都市特性の把握と地区別の具体的空間像の解明を目的とする。2020年時点の人口及び用途地域別市街化区域データを用いて、327都市の市街化区域全体の人口密度の実態把握と、40人/ha前後の21都市における人口密度と土地利用に基づく250mメッシュの類型化を行った。その結果、(1)県庁所在都市をはじめ標準的な性格の地方都市であっても40人/ha前後の市街化区域を有する場合があること、(2)40人/ha前後の市街化区域内は多様な密度の地区が混在しており、住宅地や施設系市街地は概ね宅地化していること等を明らかにした。これらから市街化区域全体で40人/haを維持するという目標は優良な市街地形成を意味する意欲的な目標とは言い難いが、40人/haを支えるより高い密度の地区での具体的な施策検討の手がかりになることが示唆された。