講演情報

[14]人口減少期における住宅地の開発・更新・縮退パターンと人口動態の対応関係に関する研究-広島県東広島市を対象として

○佐々木 唯1、田中 貴宏1 (1. 広島大学大学院)

キーワード:

土地利用コントロール、開発・更新・縮退動向、人口動態、線引き制度、3411条例、農地転用

広島県東広島市を対象に、住宅地における開発・更新・縮退の空間パターンを類型化し、各類型が発生しやすい空間的特徴および、各類型と人口動態の対応関係を明らかにした。分析の結果、開発・更新・縮退パターンとして8類型が抽出され、類型ごとに分布傾向が異なることが確認された。マクロスケールでは開発と縮退が空間的に偏在する一方、ミクロスケールでは両者が同一エリア内で同時に発生する状況もみられた。
また、各類型が発生しやすい空間的特徴を把握するために、二項ロジスティック回帰分析および類型間の相対比較を行い、土地利用制度、周辺建物状況、生活利便性などが影響することを把握した。
さらに、開発・更新・縮退パターンと人口動態との対応関係を分析した結果、開発が進むエリアであっても必ずしも人口増加と対応せず、縮退が進行するエリアにおいても人口減少の程度に差があるなど、両者の関係は一様ではなく、整合と乖離が併存していることを明らかにした。