講演情報
[31]北海道における広域景観の捉え方と計画的整理-景観対象と景観単位に着目して
○森 朋子1 (1. 札幌市立大学)
キーワード:
広域景観、景観単位、景域・景観ゾーン、景観資源、北海道
本研究は、広域的な空間把握が計画思考の前提として早くから共有されてきた北海道に着目し、主として景観法制定以前を対象に、行政界を越えて連続する広域景観が、どのような空間理解や視座のもとで捉えられ、計画的に整理されてきたのかを明らかにすることを目的とし、現行制度における広域景観の捉え方や広域景観形成を促す制度的枠組みのあり方について示唆を得ようとするものである。戦後直後に北海道総合開発計画立案のために調査・作成された『北海道風景計画』と、景観法制定直前に策定された『北海道景観形成基本計画』(1999年)という、いずれも特定の法制度に基づく拘束力を持たない二つの計画に着目する。同じ対象である北海道が、それぞれどのような景観を対象に、どのような景観単位によって整理されたかを対照的に見ることにより、広域景観の捉え方の違いを明らかにする点に、本研究の特徴がある。
