講演情報

[27]今治市中心市街地における都市形成過程に着目した地域住民の景観価値認識の特徴

○車谷 綾花1、福島 秀哉2、福井 恒明3 (1. 株式会社 都市環境研究所、2. 九州大学大学院 比較社会文化研究院、3. 法政大学 デザイン工学部)

キーワード:

地方都市中心市街地、城下町、都市形成史、景観価値、今治市、PPGIS

近年、地方都市中心市街地では人口減少に伴う課題が顕在化しており、地域性を活かした官民連携でのまちづくりが求められている。空間特性については、空間的文脈が断絶している地域において連続的な地域文脈を捉えることの重要性が注目されている。さらに官民連携と社会特性の関係について、エリアマネジメントなどの取り組みによる地域の主体的かつ持続的な参画の必要性から社会特性を読み解きそれを計画に反映させることが不可欠となっている。本研究では、今治市中心市街地における都市形成過程の分析や地域活動の把握、およびこれらと住民の景観価値認識の関連付けを通じて、まちづくりに向けた地域特性を明らかにすることを目的とする。その結果、空間特性と景観価値との関係から、各場所の形成時期や都市機能の多層性・単一性に関連した、景観価値の認識の特徴がみられた。また特に都市機能がより多様で、経験の機会を提供するような場所には多層的な景観価値が認識されることが示唆された。