講演情報

[72]福島原発事故後の長期的な事業所動向と仮設施設利用事業者の事業展開-福島県浪江町を事例に

○遠藤 蒼太1、小野 悠1 (1. 豊橋技術科学大学)

キーワード:

仮設施設整備、事業所動向、原子力災害、長期避難、浪江町

本研究は、2011年の福島第一原子力発電所事故により全町避難を経験した福島県浪江町を対象に、長期的な事業動向と事業展開について検討する。震災前と2025年の事業所データの比較、27件の仮設施設と入居した70事業者の分析、8事業者へのヒアリングを通じて、町全体の事業動向と個別事業者の事業展開を分析した。
その結果、避難指示解除後に事業開始が増加した一方で、回復状況には業種によって大きな差がみられた。また、対象事業者において、仮設施設は雇用、生活サービス、物流、複数拠点での事業運営を支える役割を果たしていたほか、新規事業や業種転換にも活用されており、多様な事業展開の経路が確認された。