講演情報
[28]広島市都心部におけるソーシャルメディアを用いた評価の空間分布特性分析-施設の量と質の空間分布傾向の差異に着目して
○越智 大翔1、萬家 隆介2、小沢 啓太郎1、田中 貴宏1 (1. 広島大学大学院、2. (株)地域計画建築研究所)
キーワード:
ソーシャルメディア、都市の魅力、質的評価、量と質、業種分類
本研究では、広島市都心部を対象に、ソーシャルメディアの評価を収集し、業種ごとに施設数・平均評価点をそれぞれ六角形メッシュで集計し、マップ上に可視化した。加えて、メッシュ単位の施設数(量的指標)と平均評価点(質的指標)について、業種間の順位相関係数と、指標間の順位相関係数をそれぞれ算出することで、空間分布の実態と傾向を把握した。また、施設数・平均評価点がそれぞれの上位20%に該当するメッシュを抽出し、それらのエリアごとに、周辺の社会的・物的な都市環境との関係性を把握した。結果、施設の量的集積が必ずしも利用者の評価の高さと一致しない可能性が示唆された。また、施設数・平均評価点ともに業種間で空間分布の傾向に差異がみられるエリアがあることが明らかになった。従って、都市空間の評価を行う際には、全業種を一括して捉えた包括的な評価と、特定の業種に着目して捉えた評価など、複数の評価レイヤーを必要に応じて重ね合わせることで、各エリアの実態に即した魅力を多角的に捉えることが必要と考えられる。また、ソーシャルメディアの評価を用いた施設数・平均評価点の空間分布は、都市環境要素と関係があることが明らかになった。
