大会長挨拶
「第4回新型コロナウイルス研究集会・第1回パンデミックウイルス研究集会 合同学術集会」開催に向けての御挨拶
第4回新型コロナウイルス研究集会 会長
橋口 隆生
(京都大学医生物学研究所 教授)
第1回パンデミックウイルス研究集会 会長
佐藤 佳
(東京大学医科学研究所 教授)
新型コロナウイルス研究集会は、新型コロナのすべてを理解することができる国内唯一の研究集会であることを高く評価され、第1回大会(東京)約200名、第2回大会(東京)約350名、第3回大会(東京)約180名にご参加頂く盛会となりました。今後も継続的な開催を希望する声を多数頂いております。
2026年7月は京都市で開催を予定しております。第4回新型コロナウイルス研究集会は、「次のパンデミックに備える」ために、新規に立ち上げる第1回パンデミックウイルス研究集会との合同開催とし、パンデミックポテンシャルのあるウイルス感染症に関して、ウイルス学、免疫学、臨床医学、公衆衛生学、感染症創薬を学際的に研究する「次のパンデミックに備えるための叡智の集結」をテーマとした研究集会として開催を予定しております。
本合同研究集会では、基礎ウイルス学は、研究コンソーシアム「The Genotype to Phenotype Japan (G2P-Japan)」が担当します。加えて、基礎免疫学は濵﨑洋子先生(京都大学)に、臨床医学は長尾美紀先生(京都大学)に、公衆衛生学は西浦博先生(京都大学)そして、感染症創薬は前仲勝実先生(北海道大学)にご担当頂きます。ご高名な先生方にプログラム委員としてご参画頂くことで、研究集会の対象領域の拡大と研究分野の底上げを図ろうと思っております。
「パンデミックとたたかう」ために奮闘した経験と知識や、そこで芽吹いたものを次に繋げるためにも、本研究集会は、「新型コロナ」を包括的に理解し、感染対策・研究技術・予防/治療法を共有し、そして、「次のパンデミックに備える」ための研究体制構築の礎となるような集会に発展させていきたいと考えています。