各賞表彰式、学会賞受賞講演、加藤記念講演
<開催日> 3月18日(水) 15:10ー17:25
<場所> 7号館 6階 講堂
スケジュール
15:10ー15:55 表彰式
名誉会員表彰、功績賞、学会賞(武井賞)、学術賞、
技術賞(棚橋賞)、進歩賞(佐野賞)、論文賞
16:00-16:40 電気化学会賞(武井賞)受賞講演
石原 達己(九州大学)
| 新規イオン伝導体の開発と電気化学的エネルギー変換・蓄電 |
|
本講演では、講演者が現在までに取り組んできたいくつかのイオン伝導体の開発の経緯とその性質について紹介を行う。とくに高酸素イオン伝導体としてのLaGaO3系酸化物とその薄膜化、燃料電池や可逆動作型セルへの応用を紹介する。また、格子の応力がイオン伝導性に及ぼす影響を検討した成果を紹介する。格子への引っ張り応力の発生により、酸素イオン伝導性やプロトン伝導性が大きく向上できることを明らかにした。一方で、蓄電デバイスへの応用を目的に高濃度電解液について検討するとともに、ヂュアルイオン電池への応用についても紹介を行う。酸化物イオン伝導体をはじめ、電解質へ応用可能な各種イオン伝導性材料の開発と電気化学的エネルギー変換・蓄電に関しての成果を紹介する。 |
16:45-17:25 加藤記念講演
加納 健司(京都大学 名誉教授)
| 電流-電位曲線の考え方の「常識」を考え直す |
|
電気化学に携わる学生・研究者にとって,電流-電位曲線の解釈は必ず遭遇する課題のひとつである.現実の電流-電位曲線は豊富な情報を含んでいるにも関わらず,電気化学の多くの教科書や専門書等に基づいて,曲線を正しく解釈し情報抽出することは困難である.そのような状況を鑑み,いくつかの「電気化学の常識」を見直し,新しい提案をしたい.特に,電子移動面の位置を意識すること,多電子反応は多段階1電子反応とすること,速度論では1電子移動を対象とすること,定常電流は各反応の最大値の逆数和で考えること,支持電解質が十分でない場合は泳動効果による泳動電位差により印加電圧分の大部分が損失すること等について述べる. |
