講演情報

[SY5-4]生活介護からみる食支援

○加藤 忠相1 (1. 株式会社あおいけあ 代表取締役)
PDFダウンロードPDFダウンロード
【略歴】
1974年生まれ。東北福祉大学社会福祉学部社会教育学科卒業大学卒業後に横浜の特別養護老人ホームに就職。3年後退職し、平成13年に株式会社あおいけあを設立。「グループホーム結」「デイサービスいどばた」の営業をはじめる平成24年11月に「かながわ福祉サービス大賞~福祉の未来を拓く先進事例発表会~」において大賞を受賞。平成29年4月「おとなりさん」開所。H28.10 NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~ “あなたらしさ”は、ここにある 介護施設経営者・加藤忠相」 R1.5.18 Ageing Asia Global Ageing Influencer 2019(アジア太平洋地域の高齢化に影響を与えている最も影響力のある指導者)に選ばれるR5.5.25 SUPER AGEING JAPAN OUTSTANDING ENTREPRENEUR OF THE YEAR2023受賞
介護の目的は転倒を防ぐことや風邪をひかさないことではなく、医療の目的も「健康になること」が目的ではない。介護や医療を使って地域社会の中で質が高い生活を送ることが目的である。栄養学も、口腔ケアも、薬学も、リハビリも、医学知識も、生活をみる介護領域においては当然のこととしての日常ではあるが、高齢期において食べることは非常に重要となる。単に栄養価が高いとか、バランスが良いではなく、目の前の人がどこでうまれて、なにをたべてきて、仕事は何で、趣味は何で、なにに誇りを持っていて、最期はどのように過ごしたいのか?それを知らずに専門性だけで人の生活を語るようなことのないような取り組みをお伝えしたい。