講演情報

[C5-02]3D都市モデルを用いた歩行空間ネットワークデータ整備効率化の検討

*阿部 恭子1、齋藤 恵介1、守屋 三登志1 (1. アジア航測株式会社)
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キーワード:

歩行空間ネットワーク、3D都市モデル、経路・道路

昨今、経路検索はインターネット地図アプリで利用可能な基本機能だが、歩行空間の詳細なネットワークデータの整備が進んでおらず、高齢者等にとって負担の少ないルートの選定は十分実現できているとは言えない。 筆者らは国土交通省が主導する「プロジェクトPLATEU(以下PLATEAU)」のユースケース開発業務の一環として、3D都市モデル上で歩行者別の経路検索が可能な歩行空間ネットワークデータを作成した。 本稿では、PLATEAUにて整備されたLOD2道路モデルを活用することで、歩行空間ネットワークデータの効率的な作成方法を検討した。LOD2道路モデルを活用することで、手動で行っている作業の効率化に寄与するとともに、本稿で作成した歩行空間ネットワークデータに傾斜や段差などを利用した独自の重み付け評価で設定することで、歩行者別の歩行空間の経路検索が可能となった。 これにより、今後の歩行空間ネットワークデータの整備効率化及び歩行空間への寄与が期待できる。