講演情報
[C5-04]ファサードの凹凸を実現した階段状3次元建物モデルの自動生成
*村瀬 孝宏1、杉原 健一2、沈 振江2、滕 瀟2 (1. 中京学院大学、2. 金沢大学 理工研究域・環境デザイン学系)
キーワード:
3次元建物モデル、自動生成、凹凸ファサード、多重建物ポリゴン、スマートビルディング
本システムは、「頂角が直角の建物境界線(直角建物ポリゴン)」を「四角形の集まり」まで分割し、その四角形の上にbox形状の建物本体と屋根を載せて、3次元建物モデルを自動生成する。本研究では、分割された四角形に異なる階数を割り当てることによって「階段状建物モデル」を自動生成する。そのために、「四角形の集まり」を「ツリー構造」と見なし、四角形に割り当てる階数は、その四角形がツリー構造のどの「層」に属しているかによって決める。本研究では、さらに、ファサードに詳細な起伏(凹凸)を加えるために、「Status(状態)」を持つ「描画点」の概念を導入し、点のStatusが遷移すると、「線分を描く」アクションがトリガーされる「状態遷移図」を想定し、それをプログラム化して、ファサードの詳細な起伏を自動的に描画する。階段状建物は、屋上緑化やバルコニーへのソーラーパネルの設置が可能である。
