講演情報

[C6-02]アート・クリエイション・ツールとしてのGISの可能性について

*藤本 悠1 (1. 芸術文化観光専門職大学)
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キーワード:

主題図作成、クリエーション、ファクト・アート、医療データ

地理学において「主題図」は地理的現象を表現する重要な手段であり、その表現方法自体も重要な研究対象とされてきた。GISの登場以降には、客観的なアルゴリズムの開発が進み、カルトグラムの表現方法が発展するなど、科学的客観性を担保しつつ、アートツールとしての性質も高めていった。情報の可視化は多くの分野で重要とされてきたが、地理学ほど発展した分野は稀であり、そのノウハウと技術は他分野に展開できる可能性がある。そこで、本研究では医療分野における「Medical Fact Art」という新分野に着目し、GIS機能性を軸に、地理学以外の分野におけるクリエーションツールとしての可能性について論じる。