講演情報
[D2-04]夜間光衛星画像と空間情報を用いた東京都区部と周辺ベッドタウンの生活環境へのCOVID-19の影響比較検討
*関根 望結1、羽柴 秀樹2、園部 雅史2 (1. 日本大学大学院 理工学研究科、2. 日本大学)
キーワード:
COVID-19、夜間光衛星画像
2019年12月に発生したCOVID-19は、パンデミックを引き起こした。緊急事態宣言や蔓延防止措置など、都道府県ごとに感染者数に応じた対策が実施され人々の生活は大きく変化し、現在もその影響は継続していると考えられる。このような変化に対して夜間光衛星画像を活用すると、社会情勢の背景分析などに効果的であり、また、GISによる地理情報と連携して分析することにより、社会情勢の変化傾向をより検討することができる。本研究では、時系列的な夜間光衛星画像と駅別乗降者数や用途地域など様々な空間情報を用いて、母都市である東京都区部とそのベッドタウンに位置する埼玉県さいたま市・千葉県千葉市におけるCOVID-19の影響の地域特性が分析された。その結果、繁華街が多く経済規模も大きな東京都区部とそのベットタウンに位置する都市間で夜間の明るさ変化の異なる傾向が示された。また多数の空間情報を用いることでその特徴がより詳細に示された。
