講演情報

[D6-03]携帯電話データを用いた地震と大規模停電による人口分布変化の地域間比較

*小野塚 仁海1、橋本 雄一2 (1. 北海道大学大学院文学院博士後期課程、2. 北海道大学大学院文学研究院)
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キーワード:

携帯電話人口統計、平成30年北海道胆振東部地震、大規模停電、コサイン距離

平成30年北海道胆振東部地震では、北海道全域で最大2昼夜に及ぶ大規模な停電(ブラックアウト)が発生したため、地震の揺れによる被害の生じなかった地域でも、社会活動に大きな影響が生じた。本研究では、北海道内の各地域における地震発災後の社会活動の変化やその地域間の差異について、携帯電話データに現れる人口分布の変化を用いることで明らかにする。特に、震源からの距離や平常時における各都市のデイリーリズム、都市の規模などに着目し、発災後の人口分布の変化にどのような差が生じたかについても明らかにする。