講演情報

[E2-01]視認性の高いランドマークを活用した散策行動支援マップシステム

*葛城 太貴1、山本 佳世子1 (1. 電気通信大学大学院)
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キーワード:

Web-GIS、散策行動支援、ランドマーク、視認性、視覚情報

近年、ユーザの散策行動を支援し、地域についての新しい発見を促すシステムが開発されている。このようなシステムでは、日常生活で目を向けないものをユーザに意識させることが重要視されている。そこで、本研究は、Web-GISと散策行動支援システムを統合し、散策の際に目印とすることができる「視認性の高いランドマーク」を活用して、ユーザが新たな発見をすることを支援するシステムを構築した。本システムでは、ユーザは訪問したランドマークを記録することができる。加えて、本システムがユーザに提供する情報を制限することで、ユーザが自身の視覚情報を使って散策し、新しい場所やものを発見することができるように誘導する。本システムは、東京都調布市において約40日間運用した。本システムの評価結果から、スポットへの訪問を記録する機能が地域の様々な場所に目を向ける動機となるなど、本システムがユーザの散策行動の支援に有用であることが明らかとなった。