講演情報

[E5-02]GTFSデータを使用した到達圏を解析・表示するQGISプラグインの開発

*山本 将大1,2 (1. 東京都立大学、2. 株式会社MIERUNE)
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キーワード:

GTFS、到達圏、QGIS、アクセシビリティ

経路検索や地図の作成・表示に用いるオープンソースソフトウェアを組み合わせて、「QGIS」の画面上で動作するプラグインを作成した。
本プラグインでは、公共交通機関のダイヤ情報を扱うデータフォーマットであるGTFS形式のデータを用いて、時間ごとに指定した発着点からどこまでたどり着けるのかを図示する到達圏(Isochrone)を作成する。本プラグインによって、発着地や発着時刻の指定から地図上に到達圏を表示するまでがQGISの画面上で完結する。
従来は、データの作成のためにURLを毎回呼び出す必要があったが、本プラグインの開発により設定からデータ表示までが全て1画面で完結することになった。
課題としては、事前にGTFSデータや道路データ等を用意し、経路検索ソフトが動作する環境を構築する必要がある点が挙げられる。
また、追加機能として、複数時点、複数地点での到達圏をラスタデータとして一括取得し、プラグイン内で各種解析が行えるようにすることを検討している。