講演情報

[E7-01]空間情報系オープンソースソフトウェア技術文書の国際化、日本語ローカライゼーションの現状と課題

*嘉山 陽一1,2,3、古橋 大地3,1 (1. OSGeo日本支部、2. OSGeo財団、3. 青山学院大学)
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キーワード:

オープンソース、国際化、ローカライゼーション、日本語翻訳

近年空間情報を扱うオープンソースソフトウェアの数は急激に増加している。これらソフトウェアの技術情報は英語で記述されていることが多い。しかし非英語圏ではローカルでのシステム利用の拡大や技術情報の普及のために技術情報のローカライズが重要な課題になる。オープンソースソフトウェアの技術情報文書はSphinxという文書管理システムを利用して作成されることが多く、Sphinxの国際化機能を利用すると多様な言語版の文書の作成と管理も可能である。 QGIS,PostGIS,OSGeoLive等では情報の日本語化が行われているが、その他のソフトウェアで継続的な翻訳作業が行われていない。 技術翻訳を行う場合日本語側での翻訳ルールや用語集が必要であり,それらの準備が課題になる。 本稿ではこのような空間系オープンソースソフトウェア技術文書国際化、日本語ローカライズの現状報告と問題点、課題の提起を行ってみる。