講演情報
[E7-02]なうツイートの行動地理学的利活用の可能性の開拓
*倉田 陽平1 (1. 東京都立大学都市環境学部観光科学科)
キーワード:
位置報告投稿、ツイート、深夜徘徊、場所名識別
「○○なう」という投稿は各種SNS上でよく目にするものである.○○の中には「京都駅なう」のように場所名が記されることもあれば「ランチなう」のように行為名が入ることもある.こういった位置報告投稿は投稿者とは面識無い者には何の価値も無い情報なのだろうか.もし「○○なう」のような位置報告ツイートが深夜にある場所から発信されていたら,その場所は深夜でも人が訪問できる可能性があることを示唆する.このようななうツイートの利活用を実現するためには「○○なう」投稿に記された○○が正しい場所名である必要がある.そこで本研究では,2016-17年に収集した膨大なジオタグ付きツイートから抽出した「○○なうツイート」全145544件を用いて,まず,場所名+なうツイートへと絞り込む手法を提案し,抽出した場所名+なうツイートに対し,そのジオタグ参照先と対照して投稿者が記載した場所名がどの程度正しいかを評価する.
