第46回水素エネルギー協会(HESS)大会・2026HESS特別講演会

ご挨拶


第46回HESS大会 実行委員長 荻原仁志(埼玉大学) 

 2026年6月現在、中東情勢の緊迫は続いており、ホルムズ海峡の通航制限を背景に、原油やナフサの調達問題が連日報じられています。自前資源に乏しい日本が特定のエネルギーに依存する懸念もあらためて指摘され、エネルギー構成の多角化が今まで以上に求められています。このような背景から、再生可能エネルギーの重要性はさらに高まっており、その大量導入には水素の利活用が欠かせません。グリーン水素を経済合理性のある形で社会に組み込めれば、エネルギーの調達先と構成の柔軟性が高まります。水素社会の構築には、水素の製造、貯蔵、輸送、安全性、経済性、社会受容性など、理学・工学・社会科学の多岐にわたる知見を集積する必要があります。これら分野の壁を越えて、水素の議論ができる本協会大会は、国内でも稀有な場といえます。第46回水素エネルギー協会大会はタワーホール船堀にて、会場とweb会場参加者とを繋いだハイブリッド開催とする予定です。本会会員や協賛学会の会員のみならず、多くの方からの研究発表とご参加をお待ちしています。 


2026HESS特別講演会 HESS企画委員長 菊地隆司(北海道大学)

 2050年のカーボンニュートラルに向けた動きが世界的に加速する中、具体的な脱炭素化に向けた取り組みが活発化しています。水素は、発電・産業・運輸・民生など幅広い分野で脱炭素化テクノロジーを支える役割を担い、その利活用に向けた取り組みが精力的に進められています。今回の特別講演会では、日本の温暖化対策の進捗状況や再エネ利活用事業、水素利用実証事業などの取組についての講演を予定しています。本年度は、第46回水素エネルギー協会大会の翌日にハイブリッド方式で開催予定です。プログラム等決まりましたらお知らせいたします。多くの皆様のご参加をお待ちしています。