講演情報

[OS03-4]④研修機関の立場から知らせる・広げるために

石井 光子 (石川県立看護大学附属看護キャリア支援センター)
2000年 国立国際医療センター病院入職
2008年 皮膚・排泄ケア認定看護資格取得
2017年 日本看護協会看護研修学校 特定行為研修終了(創傷管理関連・創部ドレーン管理関連・栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連)
2022年 東京女子医科大学看護学部/看護学研究科 老年看護学・エンドオブライフケア学看護学修士、日本看護系大学協議会ナースプラクティショナー取得
2023年 現職・石川県立看大学大学院看護学研究科博士後期課程在学中
本学は皮膚・排泄ケア認定看護師教育課程(B課程)を開講し、特定行為研修指定研修機関として「創傷管理関連」「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」を実施している。区分別実習は修了後の実践につながる環境整備を目的に、履修生の所属施設での実施を基本としてきた。しかし病院を併設しない訪問看護ステーションでは実習環境の確保が難しく、他施設実習を要する場合が多い。所属施設で実習を行うには協力施設登録が必要であり、安全管理体制、指導医確保、手順書発行体制、施設内周知等の整備が前提となる。協力施設でない職場に所属する特定行為研修修了看護師(以下、修了看護師)は、卒後にこれらを整備しつつ、医師不在環境でOJT機会が乏しい中で臨床推論・手技を維持向上する必要がある。さらに在宅では、衛生材料・滅菌物品の確保や廃棄物管理等の物品・環境整備が求められ、訪問看護ステーションでは利用者ごとに手順書発行医が異なるため、手順書の整備・管理が煩雑になりやすい。
 本学では修了看護師フォローアップとして臨床推論研修、症例検討、相談対応を継続する一方、創傷管理は紙上演習のみでは限界があり、シミュレーションや実技評価を含む継続教育の方法を検討している。本発表では、研修機関の立場から、在宅医療分野で修了看護師の活用を「知らせる・広げる」うえでの現状と課題を整理し、協力施設化支援、手順書整備支援、遠隔メンタリング等の支援方策を提示する。
 利益相反:なし。