講演情報

[OS04-3]地域と歩む 富家病院 改革ビジョン ~選ばれる病院へ 在宅部門から見る医療DX戦略~

佐藤 修1,2 (1.医療法人社団富家会 富家病院, 2.一般社団法人 日本在宅医療事務連絡会)
1980年 東京都板橋区生まれ2003年 流通経済大学社会学部社会学科卒業2003年 サイサンミサワホーム株式会社(現:ミサワホーム株式会社)入社 埼玉県内を中心に戸建て住宅営業・販売促進に従事 2011年に医療業界へ2014年 医療法人社団富家会に入職、2016年より富家グループ在宅医療推進室室長に就任、現職に至る2018年 一般社団法人 日本在宅医療事務連絡会 理事就任
富家病院は埼玉県ふじみ野市に位置する281床の慢性期病院である.また、病院以外にクリニック、訪問看護・リハビリテーション、デイサービス・デイケア、居宅・包括・福祉用具、サ高住・特養・グループホーム・老健の施設など、自法人内でワンストップでどの状況でも最期まで寄り添った支援ができる体制を整えている.富家病院では281床のうち20床の地域包括医療病棟、30床の地域包括ケア病棟、29床の回復期病棟を持ち、地域の在宅復帰の大きな役割を担っている.上記3つの病棟については在宅部門とのかかわりが多く、入退院に際しての情報共有が必要不可欠である.円滑な入退院支援を実施するため、当法人では3つの医療DXを実施している.①グループ内SNSの活用⇒「新規報告」と「グループルーム報告」の使い分け②医療・介護サービスの情報共有システムの活用⇒医療・介護保険サービス介入内容の共有化③スタッフ間の入院・外来受診相談チャットルームの活用⇒緊急入院・外来受診相談としての活用上記の仕組みを導入することで、入院相談に際してのハードルが下がり躊躇せず迅速のアクションを起こせるようになり、在宅からの入院・在宅への退院ケースが前年度より倍増している.併せて、必要なタイミングで双方が必要な情報を収集できることができ、環境サポート報告会及び退院前カンファレンスに充てる時間も短く効率的に実施できるようになっている.本発表を通して、病院を母体とする医療機関の視点より在宅・地域とかかわる上での成長過程、そして今後のさらなる発展について皆様と一緒に考えることができれば幸いである.