講演情報
[OS06-3]身寄りのない方が安心して生活できる四街道市を目指して
作田 麻子 (四街道まごころクリニック)
2004年淑徳大学社会学部卒業後、在宅介護支援センターの経験を経て、2次救急医療機関での医療ソーシャルワーカーとなる。
2022年より四街道まごころクリニックに就職し在宅医療ソーシャルワーカーとして従事している。
2022年より四街道まごころクリニックに就職し在宅医療ソーシャルワーカーとして従事している。
【はじめに】 身寄りのない高齢者等の増加に伴い、医療・福祉・介護の現場では多くの課題が顕在化している。在宅医療を提供する上でも苦慮するケースが増加しているのが現状である。市内および近隣の関係機関と連携し、地域課題の把握と地域づくりの展開を目的にワーキンググループを立ち上げた。【活動】 これまでに2回、四街道市近隣に住む・働く医療・介護・福祉関係者、四街道市内の身寄りのない高齢者等支援についての現状を共有し、多種職によるグループワークを実施した。第1回は57名が参加し、終身サポート事業者の講演と、社会福祉協議会および在宅医療介護連携支援センターの医療ソーシャルワーカー、居宅介護支援事業所の介護支援専門員により市内の現状報告を行った。第2回は53名が参加し、施設入所時の保証人問題をテーマに、在宅医療ソーシャルワーカー、3次救急病院の退院支援看護師、介護老人保健施設の介護支援専門員、終身サポート事業者のソーシャルワーカーがそれぞれの立場における現状報告をした。グループワークでは、参加者の80%以上が身元保証、生活支援で困難を経験しており、生活支援をケアマネジャーや施設相談員が対応している例が多く、親しい人や近隣住民に依頼するケースもあった。この課題の1番は担当者の負担が大きい事である。【考察】 身寄りのない方が住み慣れた地域で安心して暮らすには、生活支援や身元保証を含めた環境整備が必要である。緊急入院時には支援開始に時間を要し、行政との連携や支援体制の整備が課題である。今後も地域での継続的な対話を通じ、困難時の相談体制や支援の仕組みづくりが求められている。
