講演情報
[OS08-2]血液内科医の宮下が本気で在宅医療をやったらこうなった。
宮下 直洋1,2 (1.HOME CARE CLINIC N-CONCEPT, 2.NPO血液在宅ねっと)
2009年 北海道大学医学部医学科 卒業
2009年 札幌東徳洲会病院 初期臨床研修医
2011年 市立函館病院 血液内科 医員
2013年 札幌厚生病院 血液内科 医員
2014年 北海道大学病院 血液内科 医員
2018年 北海道大学病院 血液内科 特任助教
2020年 HOME CARE CLINIC N-CONCEPT 院長
2009年 札幌東徳洲会病院 初期臨床研修医
2011年 市立函館病院 血液内科 医員
2013年 札幌厚生病院 血液内科 医員
2014年 北海道大学病院 血液内科 医員
2018年 北海道大学病院 血液内科 特任助教
2020年 HOME CARE CLINIC N-CONCEPT 院長
近年、地域医療構想にて病院の病床数削減、在宅医療へのシフトが促進されている。また、新型コロナウイルス蔓延による病院での面会制限は計らずも在宅医療の注目を集めた。その中で血液内科分野では、高度免疫不全、輸血・化学療法の必要性、などその専門性もあり、本人の希望があっても在宅医療介入が困難なことが多い領域であった。
当院は2020年7月に、「血液疾患も含めすべての方に在宅医療という選択肢を」というコンセプトのもと医師1名(血液専門医)、看護師1名、事務1名で主に訪問診療を行う診療所として開院した。疾患の治療、支持療法、緩和ケアとして輸血を要する方への在宅輸血に積極的に取り組んでおり、2020年7月~2025年11月に計1364件(RBC 1093件、PC 271件)の在宅輸血を施行している。在宅輸血はクロス採血採取等の事前準備、輸血時の付き添いなどマンパワーを要する医療行為であり、訪問看護ステーションも巻き込みマンパワーの分散を行いつつ地域のニーズに応える取り組みを行っている。また、日本輸血・細胞治療学会認定・臨床輸血看護師を取得するスタッフも出てきており、指導的立場として院内外の連携・指導役として活躍している。
造血器腫瘍は一般に高齢発症が多く通院負担の問題もある。そういった方に対する在宅化学療法にも取り組んでいる。在宅にて治療、支持療法、緩和ケアと一連のサポートを行う中で、生活に入り込みながらその人の人生観に即したACPの実現に寄与している。軌道学として造血器腫瘍は固形癌の軌道とは異なり、当院では在宅医療での造血器腫瘍の予後予測モデルであるJPHOPEを活用しながら予後予測を行い、残された時間をどう生きていくかに活かしている。
本講演では私たちの取り組みにつき症例提示も行いつつ在宅血液診療の実際についてお示しする。本講演が、全国での多職種連携による地域貢献の一助となれば幸いである。
当院は2020年7月に、「血液疾患も含めすべての方に在宅医療という選択肢を」というコンセプトのもと医師1名(血液専門医)、看護師1名、事務1名で主に訪問診療を行う診療所として開院した。疾患の治療、支持療法、緩和ケアとして輸血を要する方への在宅輸血に積極的に取り組んでおり、2020年7月~2025年11月に計1364件(RBC 1093件、PC 271件)の在宅輸血を施行している。在宅輸血はクロス採血採取等の事前準備、輸血時の付き添いなどマンパワーを要する医療行為であり、訪問看護ステーションも巻き込みマンパワーの分散を行いつつ地域のニーズに応える取り組みを行っている。また、日本輸血・細胞治療学会認定・臨床輸血看護師を取得するスタッフも出てきており、指導的立場として院内外の連携・指導役として活躍している。
造血器腫瘍は一般に高齢発症が多く通院負担の問題もある。そういった方に対する在宅化学療法にも取り組んでいる。在宅にて治療、支持療法、緩和ケアと一連のサポートを行う中で、生活に入り込みながらその人の人生観に即したACPの実現に寄与している。軌道学として造血器腫瘍は固形癌の軌道とは異なり、当院では在宅医療での造血器腫瘍の予後予測モデルであるJPHOPEを活用しながら予後予測を行い、残された時間をどう生きていくかに活かしている。
本講演では私たちの取り組みにつき症例提示も行いつつ在宅血液診療の実際についてお示しする。本講演が、全国での多職種連携による地域貢献の一助となれば幸いである。
