講演情報

[OS11-3]苫小牧地域での人生会議ACPを語れる文化をつくるための取り組み
〜現状確認ツール「IMADOKO」を地域の共通言語に〜

伊賀 勝康, 松下 直彦, 松本 巧 (勤医協苫小牧病院 在宅診療部)
1996年 旭川医科大学卒業
1996年 勤医協中央病院  
1998年 勤医協室蘭診療所 
2004年 勤医協苫小牧病院 
2010年 勤医協苫小牧病院  在宅診療部 部長

プライマリケア連合学会認定医
プライマリケア連合学会認定指導医
在宅専門医
【はじめに】苫小牧市は昭和時代に成長した地方工業都市だが人口減少と高齢化率が進み、10年で独居世帯数と死者数が1.5倍に増加し多死時代を迎えた。急性期病院が2院あるが在宅医療はまだ少ない。当院は在宅療養支援病院として多くの高齢者やがん患者の看取りに関わってきた。当地域は市民レベルの在宅看取り文化がまだ醸成されていないと感じることが多く、ACP人生会議の議論も他地域に比べて進んでいない。2025年医療機関アンケートでACPの取組をしているのは病院の38%のみだった。
【取りくみ】2021年から地域在宅多職種学習会「在宅あるある会」を開催し学びを深めてきた。2025年から苫小牧のACPを考える会「ミモザの会」を発足し、メンバーでACPの周知について学習と意見交換を開始。地域のACPを語り合える文化を作る事を目標に、地域のACP理解を調査、看取りに関わる人々のACP普及方法として現状確認ツール「IMADOKO」を周知学習し、地域支援者の共通言語として活用を目指している。
【IMADOKOの学習会と周知活動】
2023年大井裕子先生のzoom講演で学習会初開催。2024年は大井先生を招聘して学習会を開催、2025年にもzoom学習会で支援者対象に学習会を継続している。2026年訪問看護連絡会と協働、大井先生を招聘してグループワーク含む学習会実施、48名現地参加で訪問看護のIMADOKO周知理解が大きく前進したと実感しています。今後が急性期病院でACP講演でIMADOKOの紹介を予定しています。地域でのIMADOKOの共通言語化を進め、今後は急性期病院の医師や、ACPの進んでいない医療機関にも多職種でアプローチしようと思います。
【結語】皆が理解しやすいIMADOKOツールの活用で、市民も支援者も皆がACPを語れる地域文化を目指す活動が始まりました。