講演情報
[SY02-3]リハビリテーション専門職による在宅における災害対策支援
―常時人工呼吸器使用患者に対する取り組み―
金原 真理菜, 馬上 泰次郎, 小田 泰崇 (医療法人社団CMC コールメディカルクリニック広島)
2020年 広島国際大学総合リハビリテーション学部卒業
2020年 広島大学病院入職
2022年 広島国際大学大学院医療・福祉科学研究科博士前期課程入学
2024年 同大学院修了
2024年 医療法人社団CMCコールメディカルクリニック広島入職 現在に至る
2020年 広島大学病院入職
2022年 広島国際大学大学院医療・福祉科学研究科博士前期課程入学
2024年 同大学院修了
2024年 医療法人社団CMCコールメディカルクリニック広島入職 現在に至る
当院は広島県西部に位置する在宅療養支援診療所で、訪問診療および通所・訪問リハビリテーションを提供している。要介護度や医療依存度の高い患者を支援することが多く、災害対策は常に課題に挙げられる。その中でも常時人工呼吸器使用患者は2026年1月時点で17名おられ、在宅における災害時の電源確保は生命維持に直結する重要な課題であり、多職種・行政と連携して安全確保に向けた支援体制を構築する必要がある。
リハビリテーション専門職(以下、リハ専門職)は、在宅サービスの中でも1回の訪問時間が比較的長く、患者の身体機能や家族の介助能力に加え、自宅内の環境、さらには自宅周囲の災害リスクも把握できるという強みをもつ。当院ではこの専門性を活かし、リハ専門職が中心となって主治医やケアマネジャー、訪問看護や介護、酸素事業者、行政などの在宅支援に関わる多職種と連携し、災害対策をすすめている。
具体的な取り組みとして、保健師と連携し「在宅常時人工呼吸器使用患者災害個別計画」の作成を支援している。広島市では、2020年より人工呼吸器使用患者の非常用電源購入費補助制度が開始され、本制度を利用する際には個別計画の策定が必須条件となっている。また、停電・災害直後の電源確保は患者・家族の対応力に依存するため、自助力向上に向けた支援も重要である。患者・家族のみならず、重度訪問介護などのケアスタッフが対応できるよう、災害時のマニュアルを個別に作成し、非常用電源の動作確認や人工呼吸器のバッテリー交換の手順の周知を行っている。
医療・介護福祉と行政の狭間になりやすい災害対策において、生活動作・環境を評価するリハ専門職は、各機関と患者を繋ぐ役割の一端を担うことができると考える。本演題では、当院の常時人工呼吸器使用患者の災害対策におけるリハ専門職による具体的な関わりと、多職種・行政連携の実践と課題について報告する。
リハビリテーション専門職(以下、リハ専門職)は、在宅サービスの中でも1回の訪問時間が比較的長く、患者の身体機能や家族の介助能力に加え、自宅内の環境、さらには自宅周囲の災害リスクも把握できるという強みをもつ。当院ではこの専門性を活かし、リハ専門職が中心となって主治医やケアマネジャー、訪問看護や介護、酸素事業者、行政などの在宅支援に関わる多職種と連携し、災害対策をすすめている。
具体的な取り組みとして、保健師と連携し「在宅常時人工呼吸器使用患者災害個別計画」の作成を支援している。広島市では、2020年より人工呼吸器使用患者の非常用電源購入費補助制度が開始され、本制度を利用する際には個別計画の策定が必須条件となっている。また、停電・災害直後の電源確保は患者・家族の対応力に依存するため、自助力向上に向けた支援も重要である。患者・家族のみならず、重度訪問介護などのケアスタッフが対応できるよう、災害時のマニュアルを個別に作成し、非常用電源の動作確認や人工呼吸器のバッテリー交換の手順の周知を行っている。
医療・介護福祉と行政の狭間になりやすい災害対策において、生活動作・環境を評価するリハ専門職は、各機関と患者を繋ぐ役割の一端を担うことができると考える。本演題では、当院の常時人工呼吸器使用患者の災害対策におけるリハ専門職による具体的な関わりと、多職種・行政連携の実践と課題について報告する。
