講演情報

[SY05-1]「がんサポーティブケアは住まいの地域で!」IOHが切り開く、都市/離島、日本中どこでも"自分らしく生きる"ための実装戦略

田上 恵太1,2,3,4,5,6,7,8 (1.悠翔会くらしケアクリニック練馬, 2.東北大学大学院医学系研究科緩和医療学分野, 3.一般社団法人IPP研究会: Integration of Primary care & Palliative care, 4.よしき往診クリニック/一般社団法人KISA2隊, 5.徳之島徳洲会病院 緩和ケアアウトリーチチーム, 6.名瀬徳洲会病院 緩和ケアチーム, 7.葛西医院, 8.一般社団法人KISA2隊)
2008年~東北労災病院初期研修、腫瘍内科医師、緩和ケアチーム
2012年~国立がん研究センター東病院、中央病院緩和医療科
2017年~東北大学大学院医学系研究科緩和医療学分野講師
2023年~やまと在宅診療所登米 8ヶ月限定院長
2024年~悠翔会くらしケアクリニック練馬院長
がん薬物療法がはじまると、治療の場である病院と自宅のある地域との間には大きな距離が生じる。患者さん達はその有害事象のほとんどを病院ではなく、自宅や職場など生活の場で体験し、住まいの地域で対応できなければ昼夜を問わず、病院までの距離を問わず、臨時受診している現状があり、時に生活の質を大きく損なっている。
本シンポジウムを通して提案したいことが"Integration of Oncology & Home Supportive Care (IOH)" であり、在宅医療をはじめとした地域の医療機関でがんサポーティブケアを担う構造である。今回演者が現在IOHを実装している離島(鹿児島県大島郡徳之島)/都市(東京都練馬区近辺)という対極的なフィールドにおけるIOHの実装モデルを提示したい。
"Hospital/Hospice at Home"を実装していくことで在宅医療の限界点が引き上げられ、病院は質の高いがん治療に専念し、地域医療では質の高いサポーティブケアで、臨時受診や入院を抑制し生活を支えることができると考えている。