講演情報
[SY05-2]在宅医療が支える、がんサポーティブケアにおける薬剤師の役割
能勢 悠介 (医療法人双樹会よしき往診クリニック)
2013年 薬剤師免許取得。同年、医療法人倫生会みどり病院薬剤部に入職し、臨床経験を積む。2016年よりウエルシア薬局株式会社にて調剤併設型ドラッグストアにおける地域医療に従事。2020年8月より現職。現在は在宅医療に特化した薬剤師業務に従事。 日本在宅医療連合学会、日本プライマリ・ケア連合学会会員。PhDLS(薬剤師災害医療支援)プロバイダー。がん治療と在宅緩和ケアの統合(IOH)を見据え、治療期からのシームレスな薬剤師介入の実践と地域連携の構築に注力。
【背景と課題】
がん治療の進歩により、高齢化や体力低下を伴う患者においても、人生の最終段階に近い時期まで治療継続の選択肢が広がっている。しかし、在宅医療の関わりが主に治療終了後からとなる現状では、十分な信頼関係を築く前に病状が急変し、結果として本意ではない入院を選択せざるを得ないケースもみられる。また、在宅医療側で化学療法に関するサポーティブケアの知識・経験が不足している場合、シームレスな移行が困難となっている場合も見られる。本シンポジウムでは、がん治療中からの質の高いサポーティブケアを通じて地域で強固な信頼関係を構築し、**Integration of Oncology and Home palliative care(IOH)**を推進するための在宅における薬剤師が果たすべき具体的な役割、および多職種と連携し患者の療養生活を支えるための視点を検討する。
【薬剤師が担うべき役割とメッセージ】
医薬品の専門家である薬剤師は、在宅医療チームにおいて、他のコメディカル以上にジェネラリストとしての役割が求められる。がん化学療法に精通した医師が不在の在宅支援診療所との連携においても、患者のケアにかかわる薬剤師はがん化学療法が専門外であることを理由に学習を怠ることは許されない。がん化学療法認定薬剤師でなくとも、適正使用情報や添付文書などを参照し、副作用の出やすい時期、フォローすべき採血データ、訪問時における患者宅での具体的な所見の観察・評価は、在宅における薬剤師の重要な責務である。在宅医療における薬剤師は、がん治療中の患者に対し、薬学的専門性を活かした質の高いサポーティブケアを提供することで、地域における信頼関係を早期に構築し、治療中から人生の最終段階までを力強く、シームレスに伴走する体制(IOH)の要となる。本シンポジウムを通じて、地域全体のがんサポーティブケアの底上げを目指す。
がん治療の進歩により、高齢化や体力低下を伴う患者においても、人生の最終段階に近い時期まで治療継続の選択肢が広がっている。しかし、在宅医療の関わりが主に治療終了後からとなる現状では、十分な信頼関係を築く前に病状が急変し、結果として本意ではない入院を選択せざるを得ないケースもみられる。また、在宅医療側で化学療法に関するサポーティブケアの知識・経験が不足している場合、シームレスな移行が困難となっている場合も見られる。本シンポジウムでは、がん治療中からの質の高いサポーティブケアを通じて地域で強固な信頼関係を構築し、**Integration of Oncology and Home palliative care(IOH)**を推進するための在宅における薬剤師が果たすべき具体的な役割、および多職種と連携し患者の療養生活を支えるための視点を検討する。
【薬剤師が担うべき役割とメッセージ】
医薬品の専門家である薬剤師は、在宅医療チームにおいて、他のコメディカル以上にジェネラリストとしての役割が求められる。がん化学療法に精通した医師が不在の在宅支援診療所との連携においても、患者のケアにかかわる薬剤師はがん化学療法が専門外であることを理由に学習を怠ることは許されない。がん化学療法認定薬剤師でなくとも、適正使用情報や添付文書などを参照し、副作用の出やすい時期、フォローすべき採血データ、訪問時における患者宅での具体的な所見の観察・評価は、在宅における薬剤師の重要な責務である。在宅医療における薬剤師は、がん治療中の患者に対し、薬学的専門性を活かした質の高いサポーティブケアを提供することで、地域における信頼関係を早期に構築し、治療中から人生の最終段階までを力強く、シームレスに伴走する体制(IOH)の要となる。本シンポジウムを通じて、地域全体のがんサポーティブケアの底上げを目指す。
