講演情報
[SY07-4]札幌市における今後の摂食嚥下障害対策が目指すもの~要介護高齢者の食を支える多職 種連携ネットワークの構築に向けて~
秋野 憲一 (札幌市保健福祉局)
1998年 北海道大学歯学部卒
1998年 北海道大学歯学部付属病院
2000年 国立公衆衛生院専門課程分割前期課程修了
2003年 北海道保健福祉部地域保健課 主任技師
2010年 北海道保健福祉部高齢者保健福祉課 主任技師
2015年 厚生労働省老健局老人保健課 医療介護連携技術推進官
2016年 厚生労働省医政局歯科保健課歯科口腔保健推進室 室長補佐 兼任
2016年 厚生労働省老健局診療報酬介護報酬同時改定準備室 兼任
2017年 札幌市保健福祉局保健所 母子保健・歯科保健担当部長
2021年 札幌市保健福祉局コロナ対策室 宿泊療養・在宅医療担当部長 兼任
2024年 札幌市保健福祉局 歯科保健担当部長
1998年 北海道大学歯学部付属病院
2000年 国立公衆衛生院専門課程分割前期課程修了
2003年 北海道保健福祉部地域保健課 主任技師
2010年 北海道保健福祉部高齢者保健福祉課 主任技師
2015年 厚生労働省老健局老人保健課 医療介護連携技術推進官
2016年 厚生労働省医政局歯科保健課歯科口腔保健推進室 室長補佐 兼任
2016年 厚生労働省老健局診療報酬介護報酬同時改定準備室 兼任
2017年 札幌市保健福祉局保健所 母子保健・歯科保健担当部長
2021年 札幌市保健福祉局コロナ対策室 宿泊療養・在宅医療担当部長 兼任
2024年 札幌市保健福祉局 歯科保健担当部長
札幌市は、令和6年3月に「札幌市生涯歯科口腔保健推進計画」を策定し、医療や介護現場において、大きな課題となっている摂食嚥下障害対策の在り方について検討することが盛り込まれた。これを受け、令和8年3月に札幌市歯科口腔保健推進会議摂食嚥下障害対策部会が開催され、現状の課題整理とともに札幌市が今後、取り組むべき具体的な施策の方向性が取りまとめられた。取りまとめられた施策の方向性は、5項目からなっており、第一に、摂食嚥下障害に関わる医療介護の多職種連携推進に向けた各種取組を実行する中核組織として、栄養管理 ・リハビリテーション・口腔などに関わる関係機関や職能団体で構成される「札幌市摂食嚥下障害対策ネットワーク協議会」を設置する。第二に、幅広い医療・介護従事者を対象とした 研修会を定期的に開催するなど、摂食嚥下障害に対する最新の知見の習得や連携スキルの向上を目指す。第三に、適切な摂食嚥下リハビリテーションを提供するためには、医師、歯科医師の正確な診断や適切な助言が不可欠であることから、診断評価機能の強化を目指し、医師・歯科医師を対象としたより実践的な診断技術やミールラウンド等に関する研修を行う。第四に、支援が必要な患者が適切な医療に繋がれるよう、嚥下機能評価と治療が可能な市内の医療機関を調査、公表する。第五に、専用ホームページ等を通じて、専門職向けの情報提供と一般市民への普及啓発に取り組む。これらの取組は、多職種や関係団体が参画する協議会を核として、「人材育成」「情報の共有」「連携の促進」を一体的に推進していくことを目指している。市民が住み慣れた地域で最期まで「口から食べる」ことを支え続ける支援体制の確立を目指していきたい。 本シンポジウムでは、これまでの経緯の他、今後の取組と展望について報告する。
