講演情報

[SY11-1]若手訪問看護経営者の立場から

藤野 泰平 (みんなのかかりつけ訪問看護ステーション)
2006年 聖路加国際病院 救命センター看護師
2014年 株式会社デザインケア/
みんなのかかりつけ訪問看護ステーション 代表取締役
2014年 日本男性看護師会 創始者
2025年 日本在宅看護学会 学術集会長
東京大学、慶応義塾大学等で非常勤講師
地域働く中で感じることは、世代間でバトンを渡しあいながら、地域を、時代を超えて支えているということである。私は30歳で訪問看護ステーションを起業したが、その時も、地域を支えることに責任感と思いをもって行っている先輩から多くのことを教わることがあった。その時に、世代の違いからすぐに理解できることばかりではなかったが、人の人生を支えること、地域を支えることの重要さを多く教わった。それはまさに時代の流れの中で、世代を超えた多職種連携であると感じた。本シンポジウムで私の経験で話題提供したいことは、大きく二つある。
1つ目は、世代間の違いを、どう翻訳して次世代に伝えるかという観点である。私自身もZ世代をマネジメントするうえで、価値観の違いに苦労することがある。重要なことであっても、他世代の耳が経つ伝え方をしないと伝わらないということを感じている。最近の若者はという言葉は、古代ギリシャからあると言われている中で、現在40歳代である私の世代が、レジェンド世代の学びを、Z世代に翻訳していくということが重要なのではないかと感じている。
2つ目は、地域を創るための多職種連携である。IPEの目的は、利用者様のケアについて置かれることが多いが、地域創りを目的として置き、共同することに活用することもできるのではないかと感じている。世代は違えど、それぞれの人が、地域を思い、複雑な有機体である地域を支えることに挑戦をしている。経営においては、衆知の経営という言葉があり、多くの人の知恵を集めて、ビジョン実現に向けた経営を行うということである。そういった意味で、地域を守ってきた、先輩方と、次世代がどう共同して、より善い地域創りを持続可能な形で実現するという目的を達成できるか、そこにおいて、実際、全国13都道府県36か所で訪問看護事業を行う経験を含めて、話題提供したい。