講演情報
[WS05-1]在宅医療の「見えにくいリスク」をチームで共有する:臨床工学技士の視点による環境・介護力・災害対策
阿部 博樹1, 青木 康弘2, 原 史郎3 (1.(医)康曜会プラーナクリニック 医療技術部 臨床工学科, 2.(医)康曜会プラーナクリニック 診療部 呼吸器内科, 3.(医)康曜会プラーナクリニック 診療部 総合診療科)
2000年 3月 東北文化学園専門学校 臨床工学技術科 卒業
2000年 4月 医療法人鉄礁会 亀田総合病院 入職
2001年 4月 医療法人相生会 わかば病院 入職
2003年 4月 医療法人恒信会 こやぎ内科 入職
2014年 5月 医療法人康曜会 プラーナクリニック 入職(現職)
2000年 4月 医療法人鉄礁会 亀田総合病院 入職
2001年 4月 医療法人相生会 わかば病院 入職
2003年 4月 医療法人恒信会 こやぎ内科 入職
2014年 5月 医療法人康曜会 プラーナクリニック 入職(現職)
【はじめに】
在宅人工呼吸療法や在宅酸素療法では、生活環境に起因する「見えにくいリスク」が安全性の死角となりやすい。本発表では、臨床工学技士(以下、CE)の工学的視点から、環境、マンパワー、災害対策におけるリスクを可視化し、多職種チームで共有すべき対策について検討する。
【環境のリスク:病院との乖離】
在宅では電気容量不足や室温変化が医療機器の動作に直結する。CEは事前の環境確認を行い、室温が加湿器の結露や機器の放熱に及ぼす影響を数値化してチームに提供することで、多職種による適切な療養環境の維持を支援する。
【マンパワーのリスク:時間帯による介護力の差】
日中の訪問看護等に対し、夜間は家族のみの体制となるケースが多い。日中不在の家族に対しても、CEの視点からアラーム対応やトラブル時の連絡体制を具体的に説明し、24時間の安全をチームで担保する視点が不可欠である。
【災害のリスク:個別避難計画の具体性】
避難計画において、機器のバッテリー駆動時間や移動時の酸素ボンベ消費量の算出など、CEの視点による裏付けは計画の実現性を高める鍵となる。関係職種と連携し、個別避難計画へ具体的数値を反映させることで、実効性の高い避難体制を構築できる。
【結語】
CEがリスクを可視化し、多職種や家族と共有することは、専門職それぞれの判断基準を明確にし、より安全な在宅医療の継続に寄与する。
【倫理的配慮】
本演題は、日常業務から得られた知見に基づく活動報告であり、日本在宅医療連合学会の倫理指針におけるカテゴリーV(倫理審査不要)に該当する。
在宅人工呼吸療法や在宅酸素療法では、生活環境に起因する「見えにくいリスク」が安全性の死角となりやすい。本発表では、臨床工学技士(以下、CE)の工学的視点から、環境、マンパワー、災害対策におけるリスクを可視化し、多職種チームで共有すべき対策について検討する。
【環境のリスク:病院との乖離】
在宅では電気容量不足や室温変化が医療機器の動作に直結する。CEは事前の環境確認を行い、室温が加湿器の結露や機器の放熱に及ぼす影響を数値化してチームに提供することで、多職種による適切な療養環境の維持を支援する。
【マンパワーのリスク:時間帯による介護力の差】
日中の訪問看護等に対し、夜間は家族のみの体制となるケースが多い。日中不在の家族に対しても、CEの視点からアラーム対応やトラブル時の連絡体制を具体的に説明し、24時間の安全をチームで担保する視点が不可欠である。
【災害のリスク:個別避難計画の具体性】
避難計画において、機器のバッテリー駆動時間や移動時の酸素ボンベ消費量の算出など、CEの視点による裏付けは計画の実現性を高める鍵となる。関係職種と連携し、個別避難計画へ具体的数値を反映させることで、実効性の高い避難体制を構築できる。
【結語】
CEがリスクを可視化し、多職種や家族と共有することは、専門職それぞれの判断基準を明確にし、より安全な在宅医療の継続に寄与する。
【倫理的配慮】
本演題は、日常業務から得られた知見に基づく活動報告であり、日本在宅医療連合学会の倫理指針におけるカテゴリーV(倫理審査不要)に該当する。
