講演情報
[R7-06]2019年に新潟県糸魚川市小滝川で発生した白濁と砒素汚染の鉱物学的研究
*小河原 孝彦1、茨木 洋介1、竹之内 耕1、小西 博巳2 (1. フォッサマグナミュージアム、2. 新潟大学・理)
キーワード:
糸魚川、蛇紋岩メランジュ、アスベスト、砒素汚染
小滝川の流れる新潟県糸魚川市西部の蛇紋岩メランジュ地帯は,まれに崩壊を引き起こし,2019年6月に同様の白濁現象が小滝川で発生した.また,白濁した河川水中に0.084mg/kgの環境基準を上回るヒ素が含有していることが判明した.
分析の結果,小滝川の白濁の原因は,2017年の白濁現象と同様に河川水に懸濁している粘土鉱物サイズの緑泥石,滑石,クリソタイル,トレモライトと同定され,SEMの形態観察からアスベストであることが判明した.
東俣沢から採取した蛇紋岩中には,直径20μm程度の砒素を含むペントランド鉱が含まれており,この鉱物の溶解がヒ素汚染の原因であると考えられる.
蛇紋岩には初生的にペントランド鉱が含まれていることが知られており,蛇紋岩地帯の崩落の際には,アスベストだけではなく,ヒ素汚染についても注意を払う必要がある.
分析の結果,小滝川の白濁の原因は,2017年の白濁現象と同様に河川水に懸濁している粘土鉱物サイズの緑泥石,滑石,クリソタイル,トレモライトと同定され,SEMの形態観察からアスベストであることが判明した.
東俣沢から採取した蛇紋岩中には,直径20μm程度の砒素を含むペントランド鉱が含まれており,この鉱物の溶解がヒ素汚染の原因であると考えられる.
蛇紋岩には初生的にペントランド鉱が含まれていることが知られており,蛇紋岩地帯の崩落の際には,アスベストだけではなく,ヒ素汚染についても注意を払う必要がある.
