講演情報

[R8P-10]横河川変成岩類の砕屑性ジルコンU-Pb年代と変成温度構造

*森 宏1、水村 裕紀2、常盤 哲也1、吉川 晃平1、野部 勇貴3、纐纈 佑衣4 (1. 信州大、2. 協和設計、3. 電源開発、4. 名古屋大)

キーワード:

横河川、三波川、砕屑性ジルコンU-Pb年代、炭質物ラマン温度計

糸魚川-静岡構造線の東に分布する横河川変成岩類は,三波川変成岩類の側方延長にあたる可能性が長年指摘されてきたが,両者を異なる地質体とする主張もあり,横河川変成岩類の帰属は未解決である.本研究では,横河川変成岩類を対象として砕屑性ジルコンU-Pb年代測定と炭質物ラマン温度計による変成温度解析を行い,三波川変成岩類との対応関係を検討した.砕屑性ジルコンU-Pb年代は,原岩の堆積年代が約100 Ma以降であることを示唆する.また,見積もられた変成温度は約350〜380 ºCを示すとともに,温度構造としては,西から東にかけて,温度が一旦低下した後,再度上昇に転じるV字型を呈す.横河川変成岩類の東縁に沿っては貫入岩が分布しており,東部の西から東にかけての温度上昇は貫入熱影響に起因すると考えられる.貫入熱影響を除外した温度構造およびU-Pb年代の特徴は,三波川変成岩類と類似しており,横河川変成岩類が三波川変成岩類に帰属する考えを支持する.

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