大会プログラム概要
5月30日(土) 14:00~19:00
詳細は「ワークショップ」メニューを参照してください。
5月31日(日) 9:30~17:20
詳細は「研究発表」メニューを参照してください。
6月1日(月) 9:00~10:00
講演者:杉江 征 氏(すぎえ まさし・筑波大学スチューデントサポートセンター学生相談室・2025年度本学会賞受賞者)
司 会:鈴木 健一(本学会理事長・名古屋大学)
テーマ
学生相談の世界を歩んできた中で、考えたこと、学んだこと、そしてお伝えしてみたいこと
講演概要
もう、だいぶ昔になりますが、学生相談の世界に入ってまだそれほど経っていない頃のことです。きっかけは貰い事故のようなものでしたが、とてもハードな一夜を過ごさなくてはならないことがありました。その時に決意したのが、「死ぬまでに『凡人カウンセラーの生きる道』という本を書き上げてみせる!」というものでした。今回、その本の内容をご披露できればよいのですが、残念ながら、まだ全く書けていません。不徳の致すところです。それゆえ今回は、いただいた表彰状に記していただいた受賞理由についてお話しさせていただこうと思いました。これまでの実践の中で体験し、考えたことなどをお伝えしたいと思います。内容としては、学生相談での面接についてと、学内で試みてきた諸活動などを主に考えています。少し年齢がいってから学生相談の世界に入ってきた一事例として、ご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
講演者紹介
上越教育大学生徒指導講座に就職したのですが、保健管理センターにカウンセラーがいないということで、内々に協力したのが学生相談とのご縁でした。その後、1994年に筑波大学保健管理センターに赴任し、それ以来、専任カウンセラーとして学生相談を担当してきました。
6月1日(月) 14:10~15:30
テーマ
学会創立70周年記念シンポジウム 「学生相談70年 ― 学生と共に育む関係の文化を次代へ ―」
概要
米国の厚生補導(SPS)に端を発した日本の学生相談は、時代の変遷とともにその形を変えながら、学生の成長を支え、共に歩む文化として育まれてきました。1955年に学生相談研究会として創立された本学会は、その70年の歩みの中で、学生の声に耳を傾け、大学という場のあり方を問い直し、支援と教育、臨床と社会をつなぐ営みを重ねてきました。そこには、学生一人ひとりとの関係を大切にしながら、支援のあり方を文化として築いてきた先人たちの実践が息づいています。 現代の学生相談は、多様性・孤立・デジタル化・ジェネレーションギャップなど、これまでにない課題と向き合っています。学生相談の専門性は、こうした社会的変化のただ中にあって、「関係」を媒介とした支援を再構築し続ける力にあります。 現代の学生相談は、孤立化・デジタル化・多様性など、これまでにない課題と向き合っています。学生相談の専門性は、こうした社会的変化のただ中にあって、「関係」を媒介とした支援を再構築し続ける力にあります。 本シンポジウムでは、本学会の70年の軌跡を振り返りつつ、現代の大学における学生支援の課題と可能性を多角的に検討します。先人たちが築いてきた関係の文化を継承しながら、新たな世代と共にその文化を育み、未来へとつなぐための対話の場としたいと考えています。
講演者紹介
シンポジスト:窪内 節子 氏(くぼうち せつこ・山梨英和大学名誉教授/青山メンタルヘルス代表)
「学生相談から教育支援へ〜70年の歩みと未来展望〜」
長年学生相談に関わり山梨英和大学定年退職後、現在青山で私設心理相談室を運営。対象は学生から社会人へと変化したけれど。学生相談で培った経験が今の臨床の基礎になっていることを実感する毎日である。時間的にはかなり余裕ができたので、俳句と麻雀とストレッチの教室に通っている。
シンポジスト:齋藤 憲司 氏(さいとう けんじ・東京科学大学名誉教授/東京科学大学保健管理センター特任教授)
「学会運営と学生相談〜70年の歴史に刻む12年の舵取り〜」
学生相談に参入して約40年、うち30年強は東工大の専任カウンセラー。定年後は非常勤で週2日、学生相談・教職員相談に従事。学内外のマネジメントに(さほど)気を遣わず面接に集中しているのが不思議な一方、出校しない日は在宅勤務の気分が抜けない、なんともアンバランスな生活を送っている。
シンポジスト:山川 裕樹 氏(やまかわ ひろき・成安造形大学)
「記念誌担当委員会から見た70年〜学生相談のこれまでとこれから〜」
美術大学での学生相談に携わり20数年。本学会の入会は2005年、ちょうど創立50周年の年だったらしい。学会70年の歩みからすると、学会員歴はハタチを過ぎたいわば「大学生」期ど真ん中。“若者”の立場で学会史を振り返り、学生相談の未来について、学会70周年記念誌を視野に入れつつ考えてみたい。
指定討論者:鈴木 健一 氏(すずき けんいち・名古屋大学)
名古屋大学学生支援本部副本部長/学生相談センター長。本学会には2004年度に入会し、2008年および2025年には年次大会準備委員長を務める。2025年6月より理事長を拝命しているが、心持ちは、スター選手や若手有望株の揃う常勝チームを率いている「普通の監督」といったところである。
司 会:田附 あえか(大正大学)・古川 卓(琉球大学)
6月1日(月) 10:10~11:40
講演者:山里 孫存 氏(やまざと まごあり)
司会:古川 卓(琉球大学)
テーマ
準備中
講演者紹介
準備中
6月1日(月) 13:00~14:00
学会各賞の表彰等が行われます。会員の皆様はぜひご出席下さい。
5月31日(日) 17:40~19:00
大学生協中央食堂(琉球大学千原キャンパス)において懇親会を開催します。楽しく和やかな交流の機会となりますよう、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
5月31日(日)14:10~15:40
第4回学生支援士会ミーティング
5月31日(日)15:50~17:20
第11回大学カウンセラー会ミーティング
