講演情報

[O3-01-A]音楽に感じる余韻の実証的研究——オンライン調査およびEEGによる検討——

*藤原 花音1、石津 智大1 (1. 関西大学)

キーワード:

余韻、無音、日本的感性、残効現象

「余韻」は文化的に広く認識されながら実証的に検討されてこなかった美的体験である。本研究では,行動(研究1)と脳波(研究2)から余韻の心理的・神経的特性を初めて定量的に検討した。研究1では余韻が好み・親しみ・音楽経験と体系的に関連することを示し,研究2ではガンマ波賦活とアルファ波抑制など余韻を感じている時の神経的プロセスを確認した。これらは余韻が好みとは部分的に独立した神経基盤を持つ多層的な美的体験であることを示唆し,刺激終了後の美的体験の理解に貢献する。